こんにちは、ヒューマンデザイン・アナリストの岩本です。
熊本地震発生から2年が経とうとしています。
わたしは熊本地震の直後から、現地へお手伝いに行っております。
その支援活動の資金を獲得するために、2016年のゴールデンウィークからリビング・ユア・デザイン(LYD)を開講し、その他リーディング料もすべて、支援活動資金に充ててきました。
今日はどのような支援活動をおこなっているかを、お話させていただきます。
わたしの学生時代の友人のお母さんが熊本にいるのですが、友人は交通事故で20代半ばに夭折。
70代になるお母さん(おばちゃんと呼んでいます)は、長く独りで暮らしておられます。
おばちゃんの住んでいる地域は、前震で震度6強の烈震。
「おばちゃん、大丈夫かな」と気になりました。学生時代の友人たちにも連絡を取り、大丈夫なわけないよね、という話になりました。
翌朝のニュースを見ていて、これはマズイと思いましたので、電話をしたところ、幸い「家電(いえでん)」だったので通じました!そして、無事でした。
「おばちゃん、すぐ行くわ。何か要るものある?」
「来んでよかっ!」と言われましたが、すぐに行く段取りを始めたところで、本震。再び震度6強に見舞われたことをニュースで知りました。
その時は、どうしよう!?と心底あわてました。
一睡もできないまま、翌朝また何とか連絡がとれて無事を確認。避難所に行くように進めたのだけれど、「行かない」の一点張りなのです。
しかし、食糧はさすがに4、5日で底をついたようで、水道も断水したままだというのです。
これは現地に行くしかない。しかし、素人がのこのこと行って現地で迷惑になってもいけないので、少し落ち着いた前震から10日後に単身で現地入りしました。
熊本空港には入れないので、鹿児島空港から入ってレンタカーで北上。
「ホントに来たとね!?」と、おばちゃんはビックリしてましたが、持てるだけ食糧と飲料水を届けました。
二度の震度6強で、家の中も外もメチャメチャでした。
この惨状を友人たちにシェアして、お片付け隊を結成。ゴールデンウィークを使って、男連中を引き連れて片付けに行きました。
写真を撮っておいたのは正解で、その後の罹災証明の申請のときに使えたんです。
わたし一人では力仕事は何もできなかったけど、男手があるとホント助かる!
この通り! 2日間で6DKの家の中から壊れた家財道具を全部搬出して掃除しました。
なんとか生活できるスペースを作り出し、お仏壇も元通り。ニトリで布団セットを買って寝床まで作りましたよ♪
粗大ゴミ搬出をしている間に、わたしはおばちゃんと市役所へ罹災証明申請に。長蛇の列でしたが、おばちゃんは足が悪いので、わたしが付いて行けて良かったです。
家は半壊の判定で、夏には仮設住宅へ引越。
家屋は7カ月後に取り壊しになりました。取り壊しのときにもお邪魔して、最後の撮影をしてきました。
更地になった土地は、その後無事に売れたんです。(^^)
家の処分が終わったので、地震の翌年からは、おばちゃんに時々会いに行って相談相手になることが支援活動となってます。
昨年2017年は、天草へ一緒に旅行をすることができました。
足が悪くなってから運転免許証を返納してしまったおばちゃんは、旅行にも行ってなかったので、たいそう喜んでくださいました。(^^)
おばちゃんは、「なんで、そんなに良くしてくれるとね?」と、いつも不思議がっていますが、わたしにもわかりません。
でも、何か気になるのです。理由はありません。
そんな支援もアリなんじゃないかな、と思うだけです。
今年はどこにお連れしようか? 考え中。とりあえず、来週、様子見に訪問の予定です。
おばちゃん支援だけでなく、2年目からは、神社仏閣の修復への寄付もおこなっています。
こちらの神社は、立派な石造りの鳥居だったのですが、柱しか残っていません。
急造の竹の鳥居が切ないではありませんか。(ノ_-。)
こちらの神社の鳥居も、なんか見た目に足りないと思ったら、
笠石が落下してまして、修復はかなり大変だと思います。
こちらのお寺では、歴史上の人物のお墓が1年以上経っても倒壊したまま。
日頃からたくさん参拝者がいる神社仏閣ではないので、やはりシンドイんですよね。
今後のおばちゃん支援は、今年建設が始まる復興住宅ができるのを待って、引越をお手伝いするところでひと段落します。
ですので、その後は神社仏閣の復興への寄付につかわせていただこうと思っています。
あ、熊本城にも、もちろん寄付させていただいてます!
熊本城は、熊本の人々の誇りですからね!
皆さまのおかげで、このような支援活動を続けて来られました。
これからも、できる限りの支援活動していこうと思っておりますので、どうかご理解のほど、よろしくお願いいたします。
※2016年の熊本地震発生から、ヒューマンデザインで得た受講料・リーディング料は、熊本地震被災地の支援活動につかわせていただいています。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。